【吉野家】「おいしそうに見えるか」をとことん追求。開発者たちの情熱がこもったインパクト満点の一番くじは、再現度抜群の牛丼フィギュアも!
1899年に創業し、牛丼をはじめとしたバラエティー豊かなメニューを提供する吉野家。そんな、みんな大好き「吉野家」が、一番くじになりました! この記事では2024年12月7日から発売される『一番くじ 吉野家』の魅力に迫るべく、本弾の企画担当者と吉野家の担当者さんにインタビューを行い、各種グッズに込められたこだわりを伺いました。
プロフィール
吉野家の担当者さん(左)と一番くじ企画担当のペンギンさん(右)
ペンギンさん
アパレル関係の会社で勤務後、バンダイに入社。パジャマやインナー、キャラクターアパレル類を扱うファッションブランド事業部、ガシャポンを扱うベンダー事業部を経験後、BANDAI SPIRITS ロト・イノベーション事業部に。
吉野家の担当者さん
株式会社吉野家 企画本部宣伝広報担当。高校生のころから吉野家でアルバイトをはじめ、そのまま吉野家入社。通算で25年以上吉野家に勤めている。
吉野家のおいしいイメージを一番くじに
――まずは、今回の企画がはじまった経緯を教えてください。
ペンギン:吉野家さんは、ロゴや丼などに使用されているモチーフがインパクト抜群で、一番くじとして非常にいいものができそうだな、と思いお声がけさせていただきました。
『一番くじ 吉野家』企画担当のペンギンさん
――吉野家さんとしては、一番くじのお話があったときときのお気持ちはいかがでしたか?
吉野家ご担当者:元々、一番くじさんは非常にクオリティの高いものを作られているな、という印象がありました。今回のお話をいただいたときも、さまざまなグッズをご提案いただいて、一番くじさんのクオリティであればいろんなことが実現できるな、と思いオファーを受けました。
吉野家の担当者さん
――吉野家さんの一番くじということで、アニメなど、いわゆるIP(キャラクターなどの知的財産)ものを扱ったくじとの違いはありましたか?
ペンギン:今回、A賞の『テイクアウト容器風陶磁器』や、ラストワン賞の『牛丼並盛 フィギュア』については、クオリティ次第では商品化の許可がおりない可能性もあったんです。なので、吉野家さんにもご協力をいただきながらサンプルを作り、ゴーサインが出るまで試行錯誤を重ねました。
――食品をグッズに落とし込んでいくうえで、特に意識されたのはどのようなことでしょうか。
ペンギン:今回は吉野家さんのブランドイメージをお借りして商品を作っているので、おいしく見えるようにする、マイナスイメージをつくらない、というところは第一に考えていました。
そのうえで、「こういう発想もあるのか!」という一番くじらしいおもろしろさも表現したいな、という思いでデザインなどを考えました。
おなじみのテイクアウト容器が、高級感溢れる陶磁器になって登場!
――ここからは各賞について伺っていきたいと思います。まずA賞の『テイクアウト容器風陶磁器』ですが、こちらはどういった経緯でアイデアが出てきたのでしょうか。
ペンギン:最初は、丼ぶりの器を再現したいなと思っていたんですよ。でも、並々ならぬこだわりが込められた吉野家さんの丼が、くじの商品として再現され、世の中に多く出回ってしまうのはどうなのか、という話になり、じゃあ持ち帰るときの容器だったらどうだろうか、と。
何か一番くじらしいおもしろさを出したいなと思い、逆に高級感を足したらいいんじゃないか、ということで陶磁器をご提案しました。
本物のテイクアウト容器(左)とA賞『テイクアウト容器風陶磁器』(右)
――テイクアウト用の容器がグッズに、しかも陶磁器になるというのはかなり意外性がありますよね。
ペンギン:素材が大きく変わるので、例えば本来全面に入っている柄が、陶磁器だと凹凸になっている部分には柄を入れられない、みたいな違いがありました。その見え方にも注意しつつ、なるべく実物に近く、かつ陶磁器なりの高級感を、というのは苦労したところですね。
――こちらの陶磁器は、監修の際にこだわったのはどのような部分でしょうか。
吉野家ご担当者:何度もデザインを調整していただいたうえで、マット仕様と光沢仕様の2種をご提出いただき、社内確認を進めたところ、やはり陶磁器の特別感が出ること、お店で使っている実物との違いも際立つことから、光沢仕様のものを選びました。
――B賞の『丼型ビッグトート』も見た目のインパクトがある商品ですね。
ペンギン:丼そのものを商品化することはできなかったんですが、丼のモチーフを使ったグッズは作りたくて。そこで、大きめのトートバッグで丼の要素を入れたらおもしろいかなと思ったんです。肩に担いだときに、横から見るとその人が丼に入っているように見えるんですよ(笑)。
インパクト抜群の B賞『丼型ビッグトート』
――C賞の『紅生姜入れ風小物入れ』も、一番くじらしいユニークさが満載ですね。
ペンギン:お店にある容器はフタが取り外せるようになっているのですが、小物入れとしての実用性を考えたときに、取り外し型ではなく開くタイプにしたほうが便利かな、と思いこのかたちにしました。
実物と見間違う再現度の C賞『紅生姜入れ風小物入れ』
――こちらのサンプルを最初にご覧になったときの感想はいかがでしたか?
吉野家ご担当者:すごい再現性だなと思いました。光沢のある漆塗りをイメージして作っている紅生姜入れを、ここまで再現して、しかも小物入れとしての実用性もしっかり備えているのは驚きました。トングがつまみになっているというのも含めて、素晴らしい商品になったなと思います。
小さく折りたたんでいつでも持ち運べる!機能性抜群のエコバッグ
――D賞の『折り畳みエコバッグ』は全4種。こちらも吉野家さんらしさが出た柄になっていますね。
ペンギン:普段使いしやすい大きさを意識しました。折り畳んだときにまとめるためのバンドも付けているので、機能面の部分でもいいグッズになったかと思います。
普段使いしやすい大きさの D賞『折り畳みエコバッグ』
――E賞の『ポーチコレクション』は牛丼や湯飲みを模したもの、伝票や紅生姜が入った袋を再現したものなど、どれもインパクトがありますね。
ペンギン:定番の丼や湯飲みに加え、お店に行ったら必ず手に取る伝票と牛丼の名脇役である紅生姜もポーチにしてみました。
インパクト抜群の E賞『ポーチコレクション』
――伝票に記載されているメニューはどのように決めたのでしょうか。
ペンギン:これは、僕が好きなメニューです(笑)。企画担当の特権ということで入れさせていただきました。細かい点ですが、伝票に入る日付はくじの発売日である12月7日にしています。
眺めて楽しい!吉野家のメニューがクリアファイルに
――F賞の『ハンドタオルコレクション』は全8種と柄が豊富ですね。
ペンギン:ハンドタオルで注目なのは、吉野家さんのマスコットキャラクターである吉ブー、吉ギュー、吉コッコの“吉野家ドンどん丼ぶりーズ”がいる柄ですね。
“吉野家ドンどん丼ぶりーズ”があしらわれた F賞の『ハンドタオルコレクション』
吉野家ご担当者:ドンどん丼ぶりーズは2024年4月から公式マスコットキャラクターとして登場しているんですけど、今回初めてグッズ化されるんです。ある意味でレアなアイテムになっているかなと思います。
あとは、吉野家築地一号店(※)で掲げていたタペストリーのデザインが入ったタオルも、注目していただけるものかなと思いますね。
※築地店は築地市場の豊洲市場への移転に伴い、2018年に閉店。その後実質的な後継店舗として豊洲市場店が開店している。
F賞の『ハンドタオルコレクション』。右下が、吉野家築地一号店のタペストリーがデザインされたハンカチ。
ペンギン:一号店のタオルは、デザインデータ自体がなかったので、デザイン会社の方に撮影いただいた写真からタオルを作っていただきました。
――G賞は『クリアファイル・ステッカーセット』はメニューの写真などが多く使われたアイテムになっていますね。
吉野家ご担当者:デザインは去年のものになるのですが、基本的に実際のメニュー表を使っていただいています。こちらを持ってお店に入っていただければ、注文をしていただくときにも便利かもしれないですね(笑)。
G賞『クリアファイル・ステッカーセット』
――ポーチコレクションで登場していた伝票モチーフが、クリアファイルでも採用されていますね。
ペンギン:セットになっているステッカーの内容が、伝票に記載されているメニューとリンクしている部分があるのでよく見てみてください。
吉野家ご担当者:日本橋店のイメージレリーフは、吉野家が誕生した1899年当時の様子を描いたものを、そのままプリントしています。日本橋の魚市に吉野家があった、そんな景色をイメージしたものですね。
日本橋店のイメージレリーフがプリントされたG賞『クリアファイル・ステッカーセット』
「おいしそうに見えるか」を追求した牛丼フィギュア
――ラストワン賞の『牛丼並盛 フィギュア』は監修にもかなり力を入れられたとのことですが、制作の苦労などを伺えればと思います。
ペンギン:丼の湾曲している面にプリントするのが難しく、お肉の色味を再現するのに試行錯誤しました。
今回塗装してくださった方も、「人間のフィギュアは塗ったことあるけど、お肉は初めてです(笑)」と。それはそうですよね(笑)。なので、その方にも何回か牛丼の実物を見たり、食べていただいたりを繰り返して塗っていただきました。
おいしそうなお肉を追求したラストワン賞『牛丼並盛 フィギュア』
――確かに、お肉を塗る経験がある方は少なそうです(笑)。
ペンギン:中身の具についても色味を何度も監修していただいて、何度もリテイクになりました。4、5回は見ていただきましたよね。
吉野家ご担当者:そうですね。「おいしそうに見えるか」の一点にこだわって、毎回ダメ出しをさせていいただきました(笑)。フィギュアとは言え、それを手に取った方が牛丼を食べたいと思えるかどうか、そこが我々にとって一番大きなポイントでした。
リテイクを重ねたお肉
――ユニークかつハイクオリティなグッズが多数登場した今回の一番くじですが、グッズ制作を通してお互いにどんな印象を感じられましたか?
吉野家ご担当者:今回、ラストワン賞については厳しいリテイクを何度か出させていただいたのですが、最終的には想像を超えるクオリティのものを作っていただけたので、感謝しかありません。ありがとうございます。
ペンギン:デザインの監修などをしていただくなかで、お客さまに対する想いだけでなく、商品への強いこだわりも感じました。だからこそ、より一層妥協はできないなと。一緒に良いものを作ることができたと強く感じています。
――最後にこのインタビューを読んでいるペリペリ団の皆さんへのメッセージをお願いします。
吉野家ご担当者:今回、特にラストワン賞は我々としても納得できる一品になりました。ぜひ皆さんにはラストワン賞をゲットできるように、店舗に置かれているくじを一気にすべて買い取るくらいの勢いでご購入いただければと思います(笑)。
ペンギン:どのアイテムも吉野家さんらしく、かつ一番くじらしくなっているので、ぜひお手に取っていただきたいです。今回のくじで登場したアイテムをそのまま吉野家さんに持って行っていただいて、より吉野家さんを楽しんでいただきたいです。
吉野家の担当者さん(左)と一番くじ企画担当のペンギンさん(右)
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投稿を表示テイクアウト容器風の陶磁器も気になりますが、フィギュアのほうがもっと気になります。ラストワンじゃなくてB賞ならよかったのにと思っても、実際上位の賞は出ないですけどね。
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投稿を表示開催店が少ないです!
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投稿を表示どれも魅力的ですがフィギュアが一番気になります!
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投稿を表示あー、めっちゃ好きです😂
ありがとうございます😊
発売日が待ち遠しいです✨✨
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投稿を表示下位賞まで、全てデザインが良くつい引きたくラインナップですね😍個人的には、湯呑みのデザインでマグカップが欲しかったです😅